北朝鮮の朝鮮人権協会は13日、米国で相次ぎ発生した白人警察官による黒人射殺と、デモ警戒中の白人警察官に対する狙撃事件について、「米国こそ最悪の人権蹂躙国、世界最大の人権の不毛の地である」とするスポークスマン談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は、「見ものは、大統領のオバマが出て警察を襲撃した銃撃犯は狂人だの、彼が黒人を代表しないだのと言って白人警察の人種差別行為を庇護したこと」だと指摘。
その上で「現実がこうであるにもかかわらず、米国は『人権裁判官』にもなるかのように他国の人権実態についてどうのこうのと言いながら、国際社会を愚弄する白昼強盗さながらの行為を働いている」と主張している。
米国政府は6日、北朝鮮国内での人権侵害に責任があるとして、金正恩朝鮮労働党委員長を含む政権幹部ら11人と政府機関など5団体を制裁対象に指定している。