別の情報筋は、酒の席で保衛員から聞いた話として、中国に送り込まれた労働者は元々、道内の雲興(ウヌン)郡の龍岩(リョンアム)鉱山と8月鉱山の従業員だと伝えた。
彼らが具体的にどの炭鉱に送り込まれているかは不明だが、長白県の新房子鎮や近隣の白山市江源区には、多数の炭鉱が存在する。
長白県を含む白山市では、人口が減少傾向にある。より良い収入を求めて、延吉や長春、他の大都市に人口が流出していることが要因と思われる。また、事故が多い炭鉱は中国でも不人気職種で、人手が集まらない。
処罰されず
その穴を埋めるために、北朝鮮の労働力が必要な中国の炭鉱と、外貨が喉から手が出るほど欲しい北朝鮮の思惑が一致したということだろう。