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同NGOのジュリアン・レデマイアー首席研究員は、「中国やベトナムは密輸組織が密輸を行っているが、北朝鮮は大使館が直接密輸を行う『犯罪国家』だ」と述べた。特にジンバブエやアンゴラで活発な動きを見せていたという。

また、同研究員は「北朝鮮は、国際社会の経済制裁で外貨不足に陥っているため、手っ取り早い外貨稼ぎとして、絶滅の危機にある野生動物の密輸を行っている」と北朝鮮当局を非難した。

このように、外交特権を悪用して違法行為を行う北朝鮮の外交官の事例は、枚挙にいとまがない。

昨年5月には、南アフリカ駐在北朝鮮大使館のパク・チョルチュン参事とテコンドー師範のキム・ジョンス氏が、モザンビークでサイの角4.616キロを購入、車に乗せて運んでいる途中に摘発された。

また、パキスタンのカラチでは、北朝鮮貿易参事部に勤務する三等書記官が、密売目的で大量の酒類を購入し、当局に摘発された。

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北朝鮮は、幾ばくかの外貨のために、国の名前も名誉も安値で売り払っているのだ。

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