北朝鮮の防衛省に当たる人民武力部と、警察に当たる人民保安部が、いずれも「省」に改称されたことが明らかになった。
朝鮮中央通信は8日、金日成主席の死去から22年に際し、党や国の機関などが同主席と金正日総書記の銅像に献花したことについて報道。その中で「人民武力省」「人民保安省」と記述していることから、両機関の改称が確認された。
北朝鮮では従来、外務省など内閣傘下の「省」よりも、旧国防委員会傘下の「部」の方が格上とされてきた。改称は、旧国防委の廃止と国務委員会の新設にともなって行われたと見られる。
ただ、両機関が内閣傘下に入ったのか、引き続き国務委員会傘下に置かれているかは明らかになっていない。