自然エネルギーの奨励は世界的なトレンドであるが、金正恩氏の方針に忠実に従いすぎるあまり、技術や採算性を無視して何でもかんでもソーラーでやろうという「過剰な忠誠競争」と言える現象が起こっている。
その負担を強いられるのは、一般住民だ。
病院の手術室をソーラーパネルですべて賄おうとすると、1万3000元(約19万6000円)以上もかかるが、その費用は病院の職員が負担させられる。また、学校へのソーラーパネル設置費用は、生徒や親から徴収される。
昨年、中国では過剰生産でソーラーパネルが値崩れを起こしている。北朝鮮での販売価格もかなり下がったものと思われるが、それでも庶民にはかなりの負担であることには言うまでもない。