梅雨前線の北上により、韓国では大雨が降り続くことが見通される中、北朝鮮にも甚大な影響を与えることが予想されている。

韓国の気象庁によると、朝鮮半島に停滞している梅雨前線に向けて、黄海から湿った空気が供給され続けているため、大雨が続いている。

4日12時現在、大雨の中心は忠清道、江原道付近だが、4日の夜にかけて梅雨前線が北上し、ソウル首都圏や軍事境界線付近でも1時間に30ミリ以上の大雨が予想されており、雨は7日まで続く見通しだ。

北朝鮮の黄海道、江原道でも大雨が降ると予想されている。

北朝鮮の朝鮮中央テレビは、3日の天気予報で、4日午後から夜にかけて暴風と100ミリを超える大雨、さらには雹(ひょう)が降ると予報した。

防災インフラが整っている日本、韓国、中国では、1日に100ミリ程度の雨なら大きな被害は発生しない。しかし、防災インフラが脆弱な北朝鮮では、非常に深刻な被害が発生する可能性がある。

昨年6月、北朝鮮の北部で集中豪雨が降り続き、多数の死者が発生し、畑が水に浸かるなど、甚大な被害が発生した。一方、川一本隔てた中国でも、大雨が降り続いたが、これと言った被害は報告されていない。

また、羅先では台風15号による大雨で街全体が浸水した。鉄砲水で多くの家屋が破壊され、死者が400人に達したと伝えられているが、わずか40キロしか離れていない中国吉林省の琿春市では被害の報告はない。

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