北朝鮮の平壌で29日、最高人民会議第13期第4回会議が行われた。

最高人民会議第13期第4回会議(2016年6月30日付労働新聞より)
最高人民会議第13期第4回会議(2016年6月30日付労働新聞より)

会議では、「朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第1委員長」を「朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長」に、「国防委員会」を「国務委員会」に直したことが決定された。

これにより、「国防委員会第一委員長」は「国務委員長」となり、金正恩党委員長が推戴された。

最高人民会議第13期第4回会議(2016年6月30日付労働新聞より)
最高人民会議第13期第4回会議(2016年6月30日付労働新聞より)

国務委員会の副委員長には黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、朴奉珠(パク・ポンジュ)、崔龍海(チェ・リョンヘ)の各氏が、委員には金己男(キム・ギナム)、朴永植(パク・ヨンシク)、李洙墉(リ・スヨン)、李萬建(リ・マンゴン)、金英哲(キム・ヨンチョル)、金元弘(キム・ウォノン)、崔富一(チェ・ブイル)、李容浩(リ・ヨンホ)の各氏が選ばれた。

また、「朝鮮民主主義人民共和国祖国平和統一委員会」が新設された。

最高人民会議第13期第4回会議(2016年6月30日付労働新聞より)
最高人民会議第13期第4回会議(2016年6月30日付労働新聞より)

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

最高人民会議第13期第4回会議

【平壌6月29日発朝鮮中央通信】共和国最高人民会議第13期第4回会議が29日、平壌で行われた。

金正恩元帥が、会議に参加した。

会議には、最高人民会議の代議員が参加した。

党・武力・政権機関、社会団体、省・中央機関、科学、教育、文学・芸術、保健医療、出版報道部門の幹部が、オブザーバーとして出席した。

会議では、共和国最高人民会議第13期第4回会議の議案を決定した。

1.朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法の修正・補充について

2.金正恩元帥を朝鮮民主主義人民共和国の最高の首位に推挙することについて

3.朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の構成について

4.朝鮮労働党が打ち出した国家経済発展5カ年戦略を徹底的に遂行することについて

5.朝鮮民主主義人民共和国祖国平和統一委員会を設けることについて

6.組織問題

会議では、第1の議題が討議された。

楊亨燮代議員は第1の議題に関する報告で、社会主義憲法の構成体系と基本的内容、革命的原則はそのまま継承しながら主に序文と国家機構部分を修正、補充したことについて明らかにした。

当該の条文で、「朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第1委員長」を「朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長」に、「国防委員会」を「国務委員会」に、「最高検察所」を「中央検察所」に、「最高裁判所」を「中央裁判所」に直し、一部の表現を整理した。

第1の議題に対する最高人民会議の法令が採択された。

第2の議題が、討議された。

金正恩元帥を朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の委員長に推挙する演説を金永南代議員が行った。

金代議員は、チュチェ朝鮮の強大さの象徴であり、すべての勝利と栄光の旗印である金正恩元帥を共和国の最高の首位に高くいただいてチュチェの革命偉業、社会主義偉業の最後の勝利を早めようとするのは全国の千万の軍民の揺るぎない信念、確固不動の意志であると強調した。

そして、すべての最高人民会議代議員と人民軍将兵、人民の一様な意思と念願を込めて金正恩元帥を朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の委員長に推挙することを最高人民会議に丁重に提議した。

提議は、すべての代議員と参加者の絶対的な支持と賛同を受けた。

会議は、金正恩元帥が朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の委員長に推戴されたことを厳かに宣言した。

会議では、第3の議題が討議された。

金正恩元帥の提議によって、国務委員会の副委員長に黄炳瑞、朴奉珠、崔龍海の各代議員が、国務委員会の委員に金己男、朴永植、李洙墉、李萬建、金英哲、金元弘、崔富一、李容浩の各代議員が選挙された。

第4の議題が、討議された。

朝鮮労働党が打ち出した国家経済発展5カ年戦略を徹底的に遂行することに関する報告を朴奉珠代議員が行った。

続いて、討論が行われた。

各討論者は、国家経済発展5カ年戦略は、社会主義経済建設の合法則的要求と現実的条件に合わせて経済強国建設において一大高揚を起こしていけるようにする科学的かつ革命的な戦略であり、社会主義強国建設の近道を明示した青写真だとし、国家経済発展5カ年戦略の目標を必ず達成する決意を表明した。

第4の議題に関する最高人民会議の法令「朝鮮労働党が打ち出した国家経済発展5カ年戦略を徹底的に遂行することについて」が採択された。

第5の議題に関する最高人民会議の決定「朝鮮民主主義人民共和国祖国平和統一委員会を設けることについて」が採択された。

決定によると、朝鮮民主主義人民共和国祖国平和統一委員会を設け、祖国平和統一委員会の書記局をなくす。

会議では、第6の議題である組織問題が討議された。

朝鮮労働党中央委員会の提議によって太宗秀代議員を職務変動に関連して最高人民会議常任委員会の委員から召還し、金英哲代議員、朴泰成代議員、朱英吉代議員を最高人民会議常任委員会の委員に選挙した。

朝鮮民主主義人民共和国内閣総理の提議によって、李周午氏、李龍男代議員を内閣副総理に、高人虎氏を内閣副総理兼農業相に任命した。

朝鮮労働党中央委員会の提議によって朴明哲代議員を職務変動に関連して朝鮮民主主義人民共和国中央裁判所所長、最高人民会議法制委員会委員から召還し、姜潤石代議員を朝鮮民主主義人民共和国中央裁判所所長、最高人民会議法制委員会委員に選挙した。

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