北朝鮮の最高人民会議常任委員会は24日、朝鮮人民軍で弾道ミサイルの運用を担当する戦略軍の創設日に当たる7月3日を、「共和国戦略軍節」に制定する政令を発表した。

このニュースを伝えた朝鮮中央通信は、故金正日総書記が1999年7月3日に戦略軍の前身である戦略ロケット軍を創設し、「自衛的核抑止力を強化するための強固な土台を築いた」と指摘。

それを金正恩党委員長が、「精力的な指導で戦略軍を小型化、精密化された核打撃手段を備えた強力な軍種に強化発展させた」としている。

周知のとおり、北朝鮮は22日、グアムの米軍基地までを射程にとらえると言われる中距離弾道ミサイル・ムスダンの発射実験で、初めて「成功」と言える結果を出した。「戦略軍節」の制定は、正恩氏がこれに気を良くしてのものであると見て、まず間違いなかろう。

軍内で組織売春も

だが、正恩氏のこのような「ミサイル偏愛」は、朝鮮人民軍の全体としての弱体化に拍車をかけると筆者は見ている。

(参考記事:兵役逃れや売春が横行…北朝鮮軍の「弱体化」が止まらない