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北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、黄海付近で韓国が不法操業の中国漁船の取り締まりを行っていることに対して「米韓が軍事挑発を行っている」と非難する記事を配信した。

同通信は、「米帝のそそのかしの下で南朝鮮のかいらい軍部好戦狂が、漢江河口と西海ホットスポット水域で働いている軍事的挑発行為」としながら、「米帝は、過去60余年間、朝鮮半島での軍事的緊張を高調させることで停戦協定のすべての条項を全面破壊したのである」主張した。

そのうえで、「米帝と南朝鮮のかいらいは、漢江河口と西海ホットスポット水域で繰り広げている無謀な軍事的挑発策動が第2の延坪島砲撃戦のような挽回できない報復対応を招くということをはっきり知り、直ちに中止すべきである」と威嚇した。

ワタリガニ漁の最盛期を迎えた黄海漢江河口では、韓国軍と海洋警察、在韓国連軍が不法操業の中国漁船の取り締まりを行い、退去させている。

この海域は、朝鮮戦争休戦協定(1953年)で、南北双方の船が制限付きで出入りできると定めた「漢江河口中立水域」だ。双方は、衝突を避けるため救助船などを除いて進入を避けてきた。