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例えば、2013年10月には、国防委員会の庁舎新築の工事現場で崩壊事故が発生し、80人が死亡した。また、1989年4月には、平壌開城高速道路の建設現場で橋が崩落し、500人以上が死亡。現場の川原には無残な死体が散乱し、見るに耐えない光景が広がったという。

(参考記事: 橋崩落で500人死亡の「地獄絵図」…人民を死に追いやる「鶴の一声」

さらに、2014年11月には、平壌市内の23階建てマンションが突然崩壊し、450人以上が犠牲となった。

このような事故多発の一因として指摘されているのが、北朝鮮特有の「速度戦」と呼ばれる突貫工事だ。

(参考記事:北朝鮮、金正恩氏が唱える「速度戦」で建設現場は事故続発

太陽節(金日成氏の誕生日=4/15)や光明星節(金正日氏の誕生日=2/16)において成果として示すため、当日に間に合うよう、無茶苦茶なスケジュールで工事を行うのだ。その結果、手抜きが多発する。

血で染まった川

また、別の原因による事故も多発している。「施設の老朽化」だ。