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ちなみにこのインタビューは、国民統一放送により北朝鮮に向け発信された。なお、聞き手はイ・グァンベク同放送代表。

――2014年に「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書が公表されて以降、北朝鮮の人権状況に改善は見られるか?

次官補 COIの報告書が重要である理由は、世界中のすべての人々に、北朝鮮の住民の状況を知らせたことにある。北朝鮮国内での生活やその現実を赤裸々に示し、特に北朝鮮国内で政権に反対する声を上げたり、異なる考えを持ったり、当局の指示に反する行動をしたりした人々が、いかに処罰されているかを浮き彫りにした。

(参考記事:「まるで公開処刑が遠足のようだった」…北朝鮮「人権侵害」の実態
(参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」

この報告書が発表されて以来、北朝鮮の人権状況は世界の国々が対北朝鮮政策を立案する上で重要なウェイトを占めるようになっている。国連安全保障理事会だけでなく、米国、韓国、欧州などでは北朝鮮の人権状況について活発に議論されるようになっている。

同時に国際社会は、北朝鮮国内の変化をいかにすれば加速させられるか、虐げられている北朝鮮の人々をいかにすれば最もよく助けられるかを議論し続けている。

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――米国は「人道に対する罪」を犯した北朝鮮の担当者の情報を収集しているようだが、その目的は?