北朝鮮の国防委員会のスポークスマンは19日、談話を通じて、米国が朝鮮半島で戦略兵器を展開していることについて「核報復を誘発させる」と主張した。

談話は「核のこん棒を振り回してわれわれの意志を揺らし、断固たる決心を曲げてみようとする凶悪な野望を実現するために核戦争を含め何もためらわないとする白昼強盗がほかならぬ米国だ」と指摘。

さらに「われわれの平和守護方式は、平和が貴重であるほどそれを害しようとする行為に対してはそれがどこであれ、いかなる者であれ、即時的かつ無慈悲な朝鮮式の先進先制打撃を加えることである」と威嚇した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮国防委代弁人、米国の増大する核威嚇・恐喝は正義の無慈悲な核報復対応を誘発させる

【平壌6月20日発朝鮮中央通信】最近、朝鮮半島の情勢は核戦争勃(ぼっ)発の危機局面に深く陥っている。

17日、米国はグアムにある米帝侵略軍第8航空軍所属B52H戦略爆撃機編隊を遠距離航法飛行および戦略対象物打撃訓練の美名の下で南朝鮮の上空に投入して核爆弾投下演習に狂奔させた。

これに先だって13日には、相手側に核攻撃を加えられる「ミシシッピ」号原子力潜水艦を南朝鮮の釜山港に入港させた。

朝鮮国防委員会のスポークスマンは19日に発表した談話で、今回の遠距離航法飛行訓練は朝鮮半島の上空に迅速に展開するための事前の準備であり、戦略的対象物打撃訓練は共和国の核施設などを不意に攻撃するための実動訓練であると暴いた。

また、特に他の水域で航行していた原子力潜水艦を南朝鮮に機動させたのは第2の6・25戦争挑発の際、核戦力投入の現実性を検討するところにその目的があると主張した。

そして、核のこん棒を振り回してわれわれの意志を揺らし、断固たる決心を曲げてみようとする凶悪な野望を実現するために核戦争を含め何もためらわないとする白昼強盗がほかならぬ米国だとし、次のように指摘した。

「核なき世界」を喉が裂けんばかりに唱える現米行政府の醜悪な本当のざまがこれにある。

そして、われわれに「先核放棄」を強要する米国の真意がまさにこれにある。 現実は、わが軍隊と人民が高く掲げた並進の旗印こそ、核戦争の惨禍から国の平和と民族の安全を守るためのこの世で最上最強の旗印であることを示している。

われわれには、平和が貴重である。

しかし、われわれはその平和を決して物乞いと同情で得ようとはしない。

われわれの平和守護方式は、平和が貴重であるほどそれを害しようとする行為に対してはそれがどこであれ、いかなる者であれ、即時的かつ無慈悲な朝鮮式の先進先制打撃を加えることである。

わが軍隊は、B52H戦略爆撃機が離陸するグアムのアンダーソン空軍基地と原子力潜水艦が発進する海上侵略基地を含む米国の対朝鮮侵略および兵站補給基地まで精密打撃圏内に入れて久しい。

米国は、時代錯誤の妄想に浮ついて無分別にのさばってはいけない。

東方の核強国として高く浮上したわれわれの核報復能力については、米国自身がもっとよく知っているはずである。

現実を無視した軽挙妄動は、災難を自ら招くだけである。

わが軍隊と人民は、内外の敵対勢力の「制裁」と圧殺、核威嚇・恐喝を容赦なく粉砕し、偉大な勝利の地平に向かって力強く突進していくであろう。

最後の勝利は、偉大なわが党、わが軍隊と人民の側にある。

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