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北朝鮮の昨年の対外貿易規模(対韓国を除く)は、前年比18%減の62億5000万ドル(約6620億円)だったことがわかった。

韓国の大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が15日に発表したレポートによると、輸出額は同15%減の27億ドル、輸入額は同20%減の35億5000万ドル。貿易赤字は同33%減の8億5000万ドルとなった。

北朝鮮の主な輸出品は石炭などの鉱物性燃料で、全輸出の40.2%を占める。一方、全体として輸出が減る中でも、衣類の輸出額(8億ドル)は前年比5.5%増加。輸出額全体に占める割合も24.1%から29.7%に拡大した。

最大の貿易相手国は中国で、北朝鮮の貿易全体の91.3%を占めた。しかし、前年比では16.8%減の57億1000万ドル(輸出24億8000万ドル・輸入32億3000万ドル)となっている。

2位はロシア(8400万ドル)で、インド(7700万ドル)、タイ(5000万ドル)、ウクライナ(3600万ドル)が続く。

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北朝鮮の貿易規模は2009年(34億1000万ドル)から増加を続け、14年には輸出31億6000万ドル、輸入44億5000万ドルで貿易規模は76億1000万ドルを記録していた。

しかし昨年は世界経済の減速や中国の景気低迷の影響を受けたほか、石油・石炭などの単価下落も響いたようだ。

また、今後は核・ミサイル問題での国連制裁の強まりを受け、北朝鮮の貿易規模はさらに減少するものと思われる。