韓国統一省は、2000年の金大中大統領(当時)平壌訪問時の南北共同宣言記念行事に参加するため、民間団体の6・15共同宣言実践南側委員会が申請していた訪朝を却下した。聯合ニュースが伝えた。
北朝鮮側の招待状がなく、訪朝の申請条件を満たしていないためという。ただ、同団体は中国・瀋陽で北朝鮮側と打ち合わせを行っており、招待状を受け取る予定だったが、北朝鮮側との間接接触(ファクス)を承認しないとの韓国政府の方針のため、招待状を受け取れなかったという。
韓国政府は「時期的に不適切」との理由から、いずれにしても訪朝を認めない姿勢だ。
共同宣言を記念する南北共同行事は2008年を最後に開かれていない。