朝鮮半島と中国大陸の間にある「西海(黄海)」の北方限界線(NLL)一帯は、ワタリガニの好漁場で、5月からシーズンを迎えている。
軍事的衝突が発生する恐れから、南北両政府はNLLへの接近を表向きは禁じているが、近年は、その隙を突いて多数の中国漁船が不法操業を行う。6日付の共同通信によると100隻前後の中国漁船が押し寄せ、韓国漁民も頭を悩ませている。
中国漁船を人質に
時には、巡視船に衝突するなど、荒っぽさで名をはせる中国違法漁船だが、なぜか北朝鮮海軍に対しては、恐れをなしている。理由は、北朝鮮海軍の過激な取り締まり。そのやり口は「海賊」と言われるほどだ。