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そんな懸念が募る中、今月2日には那覇港に停泊中のマレーシア船籍のヨットから覚せい剤約600キロが押収され、乗っていた台湾人乗員6人が逮捕された。押収された覚せい剤の末端価格は400億円以上とみられ、一度に押収される量では国内最大級だ。

いったい、清原氏を蝕んだ覚せい剤はどこから来たのだろうか? 在日韓国人ジャーナリスト李策氏が、その「源流」を辿るレポートを書いているが、それによれば、戦後の対日シャブ密輸ルートは韓国、台湾、中国、北朝鮮などを変遷してきているという。

(参考記事:清原和博被告の覚醒剤はどこから来たのか? 対日シャブ密輸ルートの源流をたどる

覚せい剤ダイエットも

一昔前には、日本で覚せい剤と言えば北朝鮮製が幅を利かせていた。2001年12月、覚せい剤の密輸を担っていたと思しき北朝鮮の工作船が、海上保安庁に追い詰められた末に爆沈。以来、日本では北朝鮮製覚せい剤のニュースは聞かれなくなってはいる。