ロシアから北朝鮮に、ジャコウジカの麝香腺を無断で持ちだそうとしていた北朝鮮人がロシア税関当局に摘発された。ロシア国営通信スプートニク(韓国語版)が報じた。

北朝鮮国境に面したロシア・ハサンの税関当局は、モスクワ発平壌行の国際列車に乗っていた北朝鮮人の荷物から不審なティッシュケースを発見した。指摘を受けて持ち主は通訳とともに取り調べに応じ、自主的にティッシュケースを提出。

中からは、ビニール袋に包まれたジャコウジカの麝香腺2つ、82.1グラムが発見されたため、行政法違反で摘発した。スプートニクは、摘発された人物の情報や、処分については報じていない。

ジャコウジカは絶滅が危惧されており、ワシントン条約で商業目的の国際取引が禁じられている。しかし、非常に高価な麝香(ムスク)の採取のため密猟が後を絶たないのが現状だ。

代替品の研究開発を求めるワシントン条約の決議に基づき、中国ではジャコウジカを殺さずに麝香を取り出す研究が進められており、一般的には人工合成された麝香が使われている。

昨年7月にも、ロシア沿海州から麝香腺を違法に持ちだそうとした北朝鮮国籍者が摘発されている。

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