4月に発生した北朝鮮レストラン従業員らの集団脱北について、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が、韓国当局による「誘引拉致である」とする非難の声を高めている。

朝鮮総連は24日、南昇祐(ナム・スンウ)副議長名義で、「(韓国当局は)前代未聞の集団誘引拉致犯罪について謝罪し、共和国の女性たちを遅滞なく無条件、送り返さなければならない」とする談話を発表。26日には傘下団体である在日本朝鮮人人権協会の金東鶴(キム・ドンハク)副会長と在日本朝鮮民主女性同盟の梁玉出(リャン・オクチュル)副委員長が、同様の談話を発表した。

いずれも、朝鮮中央通信が伝えた。

横田めぐみさんらの拉致問題を抱える日本の国民感情を考えた場合、朝鮮総連が北朝鮮の立場から「拉致」の2文字に言及するのは微妙な問題。しかも、人権協会の金副会長と女性同盟の梁副委員長は朝鮮学校の権利擁護運動で先頭に立っているだけに、日本社会との摩擦は極力避けたいはずだ。