我が空軍は有事において、北朝鮮最高指導部の「物理的除去」を核心任務のひとつとすべきだ――韓国軍幹部から、こんな提案が飛び出した。「物理的除去」とは、すなわち「殺害」を意味する。北朝鮮から、激しい反発を呼びそうな気配だ。

米軍も同調

提案を行ったのは、韓国空軍の戦略立案を担う空軍本部のユ・ジェムン戦略企画課長(大佐)。25日のセミナーでの発言に先立ち、前日に配布した資料の中で上記のように説明し、北朝鮮指導部、すなわち金正恩氏らに対する「斬首作戦」の必要性を強調した。

昨年8月の朝鮮半島での軍事危機以来、北朝鮮指導部に対する「斬首作戦」を導入すべきだとの意見が、韓国軍の内部で台頭。米軍も、これに同調するかのような動きを見せている。

(参考記事:米軍が「金正恩斬首」部隊を韓国に送り込んだ

ただ、今年に入り北朝鮮が猛反発したのを受けて、韓国軍は「斬首作戦」とのあからさまな用語を使わないと決めた経緯がある。

地雷で吹き飛ぶ韓国軍兵士

ユ大佐の参加したのは予備役団体の催したセミナーであり、公式なものではなかったとして、空軍本部は問題視していないようだ。