北朝鮮の金正恩党委員長は、クィソン製塩所を現地指導した。朝鮮中央通信が24日、配信した。現地指導の日時は不明。

製塩所を現地指導した金正恩氏(2016年5月24日付労働新聞より)
製塩所を現地指導した金正恩氏(2016年5月24日付労働新聞より)

現地指導を報じた労働新聞などを見る限り、金正恩氏は、「肖像徽章(金日成・金正日バッジ)」をつけずに現地指導した模様。

同通信によると、金正恩氏は朝鮮人民軍(北朝鮮軍)が行っている地下超塩水による製塩の報告をうけて「あまりにもうれしくて眠られなかった」という。

製塩所を現地指導した金正恩氏(2016年5月24日付労働新聞より)
製塩所を現地指導した金正恩氏(2016年5月24日付労働新聞より)

また、新しい製塩方法について了解しながら「人民軍が引き続き先頭に立って塩の山、白金の山を高く積んでいくとともに、収めた成果と経験を広く一般化しなければならない」と述べた。

現地指導には、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、朴永植(パク・ヨンシク)、呉秀容(オ・スヨン)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)の各氏が同行した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

金正恩元帥がクィソン製塩所を現地指導しながら地下超塩水による製塩の実態を了解

【平壌5月24日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党委員長、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩元帥が、クィソン製塩所を現地で指導しながら人民軍が行っている地下超塩水による製塩の実態を了解した。

金正恩元帥は、人民軍で地下超塩水による製塩方法を取り入れて少ない面積の塩田で多量の塩を生産しているという報告を受けてあまりにもうれしくて眠られなかったとし、日を追って増える塩に対する人民経済の需要を円滑に満たせる確固たる展望が開かれたと喜びを禁じ得なかった。

金正恩元帥は、地下超塩水による製塩方法と海水による従前の製塩方法を比べながら、新しい製塩方法の経済的効率について具体的に了解した。

海水から塩を得るには、貯留池、予備蒸発池、蒸発池、結晶池を経なければならないが、地下超塩水は海水より濃度が数倍も高いことにより、蒸発池と結晶池だけを経ても製塩ができるので現在利用している塩田面積の半分程度だけを製塩に利用し、残りの面積では浅海養殖をすることができると述べた。

地下超塩水でつくった塩は海水でつくった塩に比べてにがりが少ないので苦味がほとんどなくて味がよく、カリウムとヨードの含量が多く、重金属の含量が少ないので人々の健康増進と食品の生産、化粧品をはじめ生活必需品の生産において利用価値がとても高いと述べた。

わが国の西海岸一帯には経済的価値の大きい地下超塩水の資源が豊かであるとし、人民の生活と経済の発展においてなくてはならない塩の生産を画期的に増やすには、当該部門が探査を力強く行って有望な地下超塩水の埋蔵地を探り出し、各地の製塩所では地下超塩水による製塩方法を積極的に取り入れなければならないと指示した。

党政策の貫徹は人民軍のようにしなければならないとし、わが国の製塩工業歴史に一つの分水嶺をもたらす立派な成果を収めた軍人たちにとてもご苦労だった、高く評価したという自身のあいさつを伝えることを頼み、本当に大満足すると述べた。

地下超塩水による製塩は始めにすぎないが、展望が確固とし、塩の問題を解決することのできる重要な方途になるとし、人民軍が引き続き先頭に立って塩の山、白金の山を高く積んでいくとともに、収めた成果と経験を広く一般化しなければならないと述べた。

金正恩元帥は、製塩部門では塩をより多くつくるための闘いを力強く展開して人民経済の各部門が切実に求める塩を円滑に供給しなければならないと強調した。

黄炳瑞、朴永植、呉秀容、趙甬元の各氏が同行した。

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