北朝鮮が、韓国に「対話攻勢」を仕掛けている。
まず16日、「南朝鮮当局が民族自主、民族大団結の立場からいかなる提案を打ち出すなら、それについても虚心坦懐に論議することができる」と韓国に呼びかける、政府・政党・団体の共同声明を発表。続いて20日、国防委員会が公開書簡を通じ、朝鮮労働党第7回大会で提案した南北軍事会談について、韓国政府が迅速に回答しなければならないと主張した。そして21日には人民武力部が、韓国軍に対して軍事会談開催のための実務接触を提案している。
凄惨な人権侵害
こうした動きが2年ほど前に出ていたなら、韓国の朴槿恵政権は歓迎したかもしれない。