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北朝鮮人権青年学生連帯(代父ン・ハユン、以下学生連帯)が24日 、北朝鮮人権週間の行事の一環として、北朝鮮人権写真展及び公開処刑のパフォーマンスを行った。

参加した大学生たちは悪天候にもかかわらず、市民一人一人に“必ず一度読んでほしい”と、北朝鮮の人権実態について説明したビラを配布した。

この日、同じ場所で韓総連などの親北朝鮮反米大学生団体による‘反米・反戦・反保守の場’という行事も予定されていたが、雨天で行事を取り消したため、双方の接触はなかった。

しかし、学生連帯主催の‘北朝鮮人権大学生の歩み大会’が行われた26日、正反対の性格の行事が再び開催された。

学生連帯と韓総連の相反した動きを見ると、20世紀の80年代と21世紀の2000年代の大学生街の風景を同時に見ているような気分でもある。韓総連の反米・反戦・反保守の場は、去る87年の全大協から続いてきた、親北朝鮮反米路線にそのまま従っている。

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北朝鮮の人権の実態が広く知られるようになったが、親北朝鮮を越えて盲北、あるいは従北に陥っている人々の姿が切ない。

90年代の半ばに、北朝鮮では数百万人が飢え死にし、これを見捨てた北朝鮮政権が金日成の遺体を安置する宮殿を作るのに9千億ウォンを注いだという事実は、あまりにもよく知られている。金正日は世界の海の幸、山の幸を楽しみ、数十億ドルの機密費を蓄えた。その結果がまさに、昨年の核保有宣言と今回のミサイル試験発射だ。

にもかかわらず韓総連はアメリカが嫌いだという理由で、北朝鮮の独裁者を擁護してきた。北朝鮮の住民に対する血なまぐさい人権蹂躙の対価である北朝鮮の核のため、心配なく暮らせると主張したのが代表的な例だ。私たちが‘核保有民族’だというのだ。

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また彼らは、北朝鮮の人権問題だけには一貫として沈黙している。北朝鮮の人権改善の声が韓国社会で一つの流れとなり、大学生街もその変化の動きが盛んであるにもかかわらずである。

今、学生街では北朝鮮人権サークルが目立って増加しており、彼らによる各種のキャンペーン活動も活発に展開されている。数年前からは‘北朝鮮人権青年学生連帯’を中心に、全国の大学の北朝鮮人権サークルが連帯して活動し始めた。

彼らは今や、韓総連も北朝鮮の人権問題に目を向けなければならないと積極的に主張している。更に、去年から親北朝鮮反米性向の団体に、北朝鮮の人権に関する討論の形成のためのシンポジウムを公開で垂オ入れてきたが、韓総連はこれに対しても一貫して沈黙してきたという。

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学生連帯のチョン・スジョン教育局長は23日、デイリーNKを通じて、“韓総連が言う民族団合の対象が、北朝鮮の住民なのか、それとも彼らの自由と人権を踏みにじる金正日なのか、明らかにしなさい”という警告のメッセージを送った。

韓総連が最後までこのメッセージを受け入れなかったら、金正日政権の暴圧と独裁、虐殺の実態が明らかになる場合、彼らが知的・精神的破綻状態に陥るのは明らかだ。北朝鮮の人権蹂躙の主犯である金正日を擁護してきたことに対する道徳的非難も避けにくい。

彼らは今、20年前の学生運動をそのまま繰り返して、将来北朝鮮の人権に顔を背けた対価を支払うか、北朝鮮の人権に目を向けて若者としての時代精神を守って行くか、選択の岐路に立っている。ためらう時間はあまり残されていない。遅れをとる前に、北朝鮮の人権改善に積極的に乗り出さなければならない。