北朝鮮の国防委員会は20日、公開書簡を通じて朝鮮労働党第7回大会で提案した南北軍事会談について、韓国政府が迅速に回答しなければならないと主張した。朝鮮中央通信が同日、配信した。
書簡は、「北南軍事当局会談の提案は、国の平和と民族の安全のための最上最大現実的な方策である」としながら、「(韓国政府は)一切の敵対行為を中止し、軍事的信頼を保障するための出口を共に切り開こうとするわれわれの提案に、遅滞なく回答すべきだ」と強調した。
一方、「前線一帯で行われている心理戦放送とビラ散布をはじめ、相手を刺激し、誹謗中傷する様々な形のすべての敵対行為は、双方の軍当局の責任と決して無関係ではない」と指摘。「双方の責任」と、北側にも一定の責任があることを示唆した。
しかし、「いくら平和が大事だといえど、言葉だけでは絶対に保障することはできず、後には戦争の渦に巻き込まれ、悲惨な災いを被るだろう」と、対話を要求しながらも恫喝した。