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例えば、清津(チョンジン)市では、ディーゼル油を燃料とする発電機を使う人が増えた。電力供給がまともに行われず、自力で電力を調達しなければならないからだ。

また、道内の各貿易会社は、取り扱う燃油を中国産からロシア産に切り替え、ガソリンスタンド事業に進出するなど、ちょっとした「オイルラッシュ」に沸いた。

しかし、最近になって清津の東港に常に姿を見せていた石油タンカーが、いつの頃からかどこかへと消え、ロシアからの燃油供給が突然止まってしまった。

その理由について、各情報筋は「わからない」としているが、今年3月に国連安保理で採択された対北朝鮮制裁決議2270に従った措置である可能性もある。