北朝鮮が、自国の犯罪者を労働力として西アフリカの赤道ギニアに輸出、いわば「島流し」をしているとの疑惑が浮上している。

疑惑を報じたのは、スペインのバレンシアに本部を置く赤道ギニア系のインターネットニュースサイト「ロンべ・ディアリオ」。

同サイトは、赤道ギニアの首都マラボ近郊の犯罪都市、サンティアゴ・デ・バネイとレボラの間にある農場に北朝鮮から労働者が派遣されていると伝える。疑惑のある施設の衛星写真を見る限り、何の変哲もないように見えるが、中にいる関係者に話しかけようとすると、逃げていく。その後、施設警備員がやって来て「話しかけるな。写真も撮るな」と警告される。

この施設で、北朝鮮から送り込まれた数百人の犯罪者が収容され、強制労働に従事させられているというのだ。にわかに信じがたい話だが、北朝鮮で、拘禁者に強制労働を科すのは、国際問題になるほど、広く知られている。

国内では政治犯に「被ばく強制労働」も

また、政治犯が「被ばく強制労働」まで強いられているというレポートさえある。北朝鮮当局が、遠いアフリカの地でも自国民の人権を侵害しているとするなら、見過ごせない問題だ。

(参考記事:北朝鮮、核施設で「強制被ばく労働」させられる政治犯たち