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北朝鮮当局が、9日に閉会した朝鮮労働党第7回大会の参加者全員に、液晶テレビを贈ったことが明らかになった。

一方「国民全員に家電が配給される」という噂が、噂に過ぎなかったことが徐々にわかり、「もしかしたら」と期待に胸を膨らませていた庶民からは失望の声が上がっている。

平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、党大会の参加者に贈られたのは中国製の45インチ液晶テレビだ。ブランドのロゴの部分には「朝鮮労働党第7回大会」と書かれた労働党の旗が付けられている。

それ以外にも参加者には、金カップ体育人総合食料工場で製造されたお菓子セットがダンボール1箱分プレゼントされたことは、デイリーNKでも報じている。

さらに、今回の党大会に参加していない全国の主な工場、企業所の党責任イルクン(働き手、職員)に対しては、北朝鮮製の冷蔵庫がプレゼントされるとの噂が流れている。

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こうしたプレゼント攻勢に対して、庶民からは不満の声が上がっている。党大会に際して、全国民に家電製品が配給されるとの噂が流れていたのに、配給される気配が一向にないからだ。

もらえたのは「特別配給」の15日の食糧だけ。党大会に向けた大増産運動「70日戦闘」で朝から晩までこき使われたのに、大したものが配給されないとくれば、不満の声が上がるのは当然のことだ。