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また16日には、旅行業者を対象にした懇談会を開き、ツアーの開催の自粛を呼びかけた。対象地域は、遼寧省の丹東市、吉林省の集安市、白山市、臨江市、長白朝鮮族自治県、安図県、和龍市、龍井市、図們市、琿春市だ。

一方、北朝鮮当局は国内において、集団脱北の「真相」を伝える政治講演会を開催しているものの、荒唐無稽な内容のせいで、住民からは総スカンを食らっている。

講演会では、集団脱北を「南朝鮮ヤクザ集団の拉致だ」「国情院は、経営に行き詰まった北朝鮮レストランの中国人社長を買収し、拉致を手助けさせた」といったことが語られ、「元帥様(金正恩氏)は『手段を問わず13人を取り戻して欲しい』と切実に語られた」などといった内容も伝えられたという。

しかし、それを聞いた人々は「子どもでもあるまいし、騙されて拉致されるなんてありえない話」「自分の意思で脱北したのだろう」「海外でいろんなものを見ればそうなるのは当たり前」と言った反応を示し、当局のプロパガンダなどハナから信用していないという。