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平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、保衛部は、事件の責任を問われることをおそれ、金正恩氏に「中国のブローカーと結託した南朝鮮情報機関の誘引拉致劇だ」との報告を上げた。

それに腹を立てた金正恩氏は保衛部に対し「君たちの本分は一体何かね」と叱責した上で「南朝鮮(韓国)当局に13人の即時送還を要求し、応じない場合には1000倍の復讐を加えろ」との指示を下した。

それに伴い、保衛部の15局(海外反探局)と偵察大隊(偵察総局)の若手の要員からなるいくつかのグループが組織された。彼らは、貿易関係者や親戚訪問者を装って中国に行き、脱北を支援する宣教師、人権活動家などの活動を探り、一網打尽にすることを企んでいるというのだ。

中朝国境地帯では、その活動の一環と思しき事件が発生している。

先月30日に起きた、中国朝鮮族の牧師の殺害事件がそれだ。この牧師は、国境を流れる鴨緑江のほとりに教会を構え、長年に渡って脱北者の支援を行っており、保衛部からの脅迫を受けていた。中国当局は捜査に乗り出したものの、犯人逮捕には至っていない。