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北朝鮮の首都・平壌は朝鮮労働党第7回大会(5月6日)を控えて、事実上封鎖され、厳戒態勢に入った。冠婚葬祭禁止令が出されるなど、市民生活に支障が出ていると、韓国の聯合ニュースが伝えた。

対北朝鮮情報筋によると、最近に入って当局から「冠婚葬祭を禁じる」という指示が下されたという。平壌市内では、結婚式、還暦の祝いだけでなく、葬式もできない状況に陥り、市民は嘆きの声を上げている。

当局は3月に結婚式などの祝い事を当分の間禁じる指示を下しているが、今回は葬式にまで規制がかかり、そのレベルが上った形だ。

仮に式を行ったとしても、平壌市外からの参加は不可能だ。人民保安部(警察庁)2部が、平壌に入るのに必要な旅行証の発行を全面的に中止したからだ。これは、平壌が事実上の封鎖状態に突入したことを意味する。

また、当局は毎晩市内の家々を調査し、家族以外の人間が泊まっていないかチェックしている。出張に来た知人、遊びに来た親戚などがいれば、即刻平壌から出て行くように命令される。

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そればかりか、管轄する人民班に1日2回もやって来て、担当する世帯の経済状態や最近の動向まで、人民班(町内会)の班長に報告させている。

保安員は、機関、工場、企業所にやってきては、職員の出勤状況をチェックしている。欠勤、早退、遅刻した従業員には、始末書を書かせ、「党大会が終わるまでは移動を自粛せよ」との指示を下すなどして、職場は物々しい空気に包まれている。

さらに、午後10時以降の夜間通行禁止令も発令され、平壌市民の生活は苦しさを増している。