北朝鮮で3日、先月7日に明らかになった「北朝鮮レストラン従業員13人集団脱北事件」をめぐり、脱北した従業員の同僚や残された家族による合同記者会見が開かれた。
会見では、元従業員らが「今回の事件は徹頭徹尾、南朝鮮のかいらい一味がち密に計画し、強行した組織的な誘引・拉致行為である」と非難した。
また、「食堂の責任者がバスに乗ってきた連中の一人に近寄って『国情院チーム長』(延吉で食堂を運営する時から責任者と謀議をこらしていた者)と呼びながらぺこぺこするのを直接目撃することになった」や「(国情院の)要員らは、バスに乗った友だちだけを連れてあわただしく逃げた」など、事件発生時の詳細について語った。
最後に、従業員と家族らは、「朴槿恵かいらい一味の前代未聞の反人倫的悪行を断罪、糾弾してかいらい一味が娘たちに会おうとする家族の正当な要求を無条件受け入れるべきだ」と、会見参加者にアピールした。