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これが軍事境界線付近で発射された場合、韓国の首都圏全域と中部の米軍基地、陸海空軍本部がある忠清南道(チュンチョンナムド)鶏竜台(ケリョンデ)にまで到達する。音速の5倍のスピードで低空を飛行するため、今ある韓国軍の迎撃システムは用をなさない。

朝鮮半島が第1次核危機の最中にあった1994年3月、板門店での南北協議で北側の朴英洙(パク・ヨンス)首席代表が、韓国側の宋栄大(ソン・ヨンデ)首席代表にこう言い放ったのは有名だ。

「ソウルはここからそれほど遠くはない。もし戦争が勃発すればソウルは火の海になるだろう。宋さん、あなたはまず生き残れないだろう」

北朝鮮は当時から、ソウルを射程に収める長距離砲部隊の整備に力を入れてきた。「火の海」発言は単なる脅しではなく、韓国にとって現実的な脅威なのだ。

しかし、このような重要な兵器システムであるにもかかわらず、北朝鮮の生産現場は資金難に苦しんでいるらしい。

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米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、北朝鮮の人民保安局(警察)は最近、大々的に交通違反の取り締まりを始めた。朝鮮労働党第7回大会(5月6日開催)に向けた綱紀粛正が目的かと思いきや、その思惑は別のところにあった。