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北朝鮮政府が最近、リㅑミョンス前作戦局長が国防委員会の専任補職に移動すると、キム・ミョングク108機械化軍団司令官を新任作戦局長に任命したことが分かった。

キム・ミョングク新任作戦局長の階級は大将だ。作戦局長を歴任しており、金正日が自宅を訪問するほど、信任が厚いという。

しかし、キム作戦局長の任命よりも注目されるのは、リ・ミョンス大将が国防委員会の専任補職に新しく抜擢された点だ。

金正日の信任が厚いリ・ミョンス大将が他の軍の指揮部署を兼ねずに、国防委員会の専任補職に委嘱されたことは異例という評価が出ている。国防委員会はチョ・ミョンロク第1副委員長が軍の総政治局長を兼ねているように、リ・ヨンム副委員長とペク・セボン委員を除き、軍と党で大部分兼職してきた。

こうした変化は先月開かれた最高人民会議第11期第5回会議で、北朝鮮の軍部のトップツーだったキム・ヨンチュン前人民軍総参謀長が、国防委副委員長に移動した時から観測された。

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当初、キム・ヨンチュン副元帥は、ヨン・ヒョンムク副委員長が死亡し、空席になった副委員長職に任命された時、総参謀長を兼職すると予想されたが、総参謀長にはキム・ギョクシク大将が新たに任命された。

リ・ミョンス大将が作戦局長から退いて、国防委員会の専任補職に任命されたことは、この間事実上会議機関にとどまっていた国防委員会を、今後常設組職にして、役割を拡大しようとする金正日の意図があったのではないかとも分析されている。

1998年の社会主義憲法の改訂によって、最高指導機関として登場した国防委員会が、公式的な機関になったのが2003年後半。2003年9月にヒョン・チョルヘ大将が人民軍の総政治局の組職担当副局長から国防委の常務部局長に移動し、本格的に組職が強化されたともいわれている。

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昨年、金正日の公開活動に最も多く随行したヒョン・チョルヘ、パク・ジェキョン、リ・ミョンス大将のうち、2人が国防委員会の専任補職として働くことになった。

一方、こうした金正日の軍内の側近たちを国防委員会に配置したのは、この間北朝鮮軍の指揮体系を個別に管理してきた金正日が、高齢や健康、その他の理由から、国防委員会を通じた体系的管理に切り替えようとする意図があるともいえる。一対一の管理システムを通じた管理への変化というわけだ。

軍の核心要職に対する人事が、今後どうなるかにも関心が持たれている。重病説が出回っているチョ・ミョンロク第1副委員長や、80代後半のリ・ヨンム副委員長が退く場合、一種の軍隊内の世代交代と見ることもできるからだ。チョ・ミョンロクとリ・ヨンムが退く場合、国防委員会の指揮体系は70歳代が最高齢になる。

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国防委員会は1998年9月に最高人民会議第10期第1回会議で改定された憲法によって、国家の全般的な武力と国防建設事業を指導して、国防部門の中央機関を作ったり無くしたり、主な軍の幹部を任命または解任し、戦時状態と動員令を宣布する任務と権限を持つようになった。

しかし、当時最高人民会議で金泳南が金正日を国防委員長に推戴し、”国防委員長の重任は国の政治、軍事、経済力の総体的な力量を統率指揮して、国の防衛力と全般的な国力を強化発展させる国家の最高職責”と紹介し、事実上最高権力機関であることを明らかにしている。