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北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、米国の核戦力を非難しながら、ロシアと中国の軍事力が、同国を上回っていると主張する論評を配信した。良好な関係にあるロシアだけでなく、関係が悪化している中国を評価した意図に注目される。

論評は、「新たな冷戦―21世紀の核軍備競争がすでに始まり、その主犯はほかならぬ米国だ」と指摘しながら、「冷戦の終息後、米国は自国と比肩できる強国がこれ以上出現できないようにする目的の下で悪らつな力の政策に執着してきた」と米国を非難した。

一方、「ロシアと中国も、米国が地域諸大国に対する軍事的制圧を露骨に唱えて核兵器の近代化策動に狂奔していることに注目し、戦略武力の強化にさらなる力を入れている」と主張した。

そのうえで「ロシアは4の小型核弾頭を装着した新世代の長距離弾道ミサイルの配備を始め、海底用核打撃手段も開発している」としながら「(ロシアは)米国はロシアの集中攻撃を防げないと公に宣言した」と紹介した。

さらに、「(中国は)地球上のいかなる目標も1時間以内に打撃できる『極超音速滑空機』の開発において米国をはるかに先んじている」としながら「今月12日には、射程が1万5000キロで米東部地域まで打撃できる新型大陸間弾道ミサイル『東風41』の試射を強行した」としながら、ロシアと中国の戦力が、米国を上回っているという見方をしめした。

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最後は、「21世紀の核軍備競争の開始はすなわち、米国滅亡の始めである」と強調しながら「時代錯誤の世界制覇に浮ついた米国は、必ず最終的破滅の運命を免れられないであろう」と米国を非難した。