韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は27日、海外の北朝鮮レストランの約20店舗が、廃業または休業したと国会情報委員会に報告。同委の李チョル雨(イ・チョルウ)セヌリ党議員と辛京ミン(シン・ギョンミン)野党幹事が明らかにした。韓国聯合ニュースが報じた。
国情院は「国連安保理決議の履行に向けた各国の賛同により、制裁の効果が出ている」としながら「特に海運と観光分野で目に見える成果があり、貿易・金融分野でも徐々に効果が出ている」と報告した。
今月13日、中国の浙江省寧波市の北朝鮮レストランの従業員13人が集団脱北し、韓国入りしたことについては、従業員20人全員が脱北と韓国入りを試みたが、7人は北朝鮮に残した家族のことを考えて脱北をあきらめたという。
集団脱北事件には、国情員が関与したという説もあるが、従業員たちは自力で脱出したという。