大紅湍(テホンダン)郡の一部地域では、千切りにした大根に片栗粉をまぶした「大根麺」、海辺にある咸鏡北道(ハムギョンブクト)の北青(プクチョン)郡では、ワカメを大量に混ぜた「ワカメ飯」で延命する人が現れている。
一方、野菜価格の高騰は一時的なものだとする見方が強いと情報筋は伝えた。高騰しているのは野菜だけで、他の物価は安定している。北朝鮮ウォンのレートにも大きな変動はない。高騰の原因は、国内需要だという。情報筋も「いくらなんでもコメより高い白菜を誰が買うのか」と野菜価格が落ち着くと見ている。
平壌や平安南道でも白菜価格が5000北朝鮮ウォン(約75円)まで高騰しているが、早生のホウレンソウが出回りだしたため、白菜の値段も下がることが予想されている。