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北朝鮮当局が、平壌の金日成総合大学で外国人向け朝鮮語語学コースを開催すると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

オーストラリア国立大学の北朝鮮研究者、レオニード・ペトロフ氏が代表を務める「現代韓国学研究協会」が、北朝鮮当局とともに、外国人向けの短期語学プログラムを企画。受付担当者は、北朝鮮映画の研究者で、北朝鮮専門旅行会社「コリョツアーズ」でガイドを務めたダニエル・レビツキー氏だ。

プログラムは、今年の7月16日から8月16日までの1ヶ月間、金日成総合大学あるいは平壌市内の同レベルの教育機関で、朝鮮語の授業を受ける。授業は月曜日から土曜日まで1日1時間、クラスは初級、中級、上級の3つに分かれている。

参加費は、北京平壌間の往復航空運賃を含めて2850ユーロ(約35万2000円)だ。

ちなみに、韓国語を学ぼうとする外国人に最も人気がある韓国の延世大学韓国語学堂は、月曜日から金曜日まで1日4時間の授業で、年間の学費は6920000ウォン(約66万5000円)だ。

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中国吉林省の朝鮮族自治州にある延辺大学の年間の学費は13000元(約21万8000円)だ。これらと比べると、金日成総合大学での語学コースは非常に割高であることがわかる。

米北朝鮮人権委員会(HRNK)のグレッグ・スカラチュー事務総長は、北朝鮮が外国人を受け入れる意図について「西欧の若者の好奇心を刺激して、外貨を稼ごうとしている。朝鮮語の勉強より観光の意味が強い」と分析した。

また、韓国語を学んでいる米国人学生のパトリック・ヘンリーさんは「冒険したい一部の人は行くかもしれないが、米国人の抑留事件が多発しており、北朝鮮は勉強ができる場所ではない」と述べた。

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金日成総合大学が外国人留学生を受け入れるのは、今回が初めてではない。旧共産圏やアフリカ諸国からの留学生を受け入れており、北朝鮮研究者で韓国国民大学のアンドレイ・ランコフ教授も、1980年代に留学している。