北朝鮮が中国で運営していたレストランの従業員ら13人が集団脱北し韓国入りしたことを巡り、北朝鮮の朝鮮赤十字会中央委員会は21日、従業員らと家族との面会を韓国側に求める報道官(スポークスマン)声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

声明は、集団脱北は韓国政府による「誘引、拉致」であると非難。それを証明する「具体的な資料をすべて持っており、それを全世界に公開する準備をしている」と明かした。

また、「われわれは、家族の切々たる要求に応じて彼らが子息と直接会えるようにするために板門店、または必要であればソウルにまで送るであろう」としながら、韓国政府が面会を拒否すれば、「自分らの集団誘引・拉致行為を自ら認めることになる」と主張している。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮赤十字会中央委の代弁人 南朝鮮のかいらい一味は共和国公民らを即刻送還すべきだというわれわれの要求に無条件応じるべきだ

【平壌4月21日発朝鮮中央通信】共和国赤十字会中央委員会のスポークスマンは、朴槿恵一味が集団的に誘引、拉致した共和国公民らを即刻送還すべきだというわれわれの正当な要求に挑戦していることに関連して21日、声明を発表した。

すでに、われわれは朴槿恵一味が共和国公民らを集団的に誘引、拉致したことについて、天人共に激怒する罪悪に対して処罰を待ち、共和国の公民らを即刻送還することを強く求めた。

しかし、南朝鮮当局はいわゆる「無理押し主張」だの、「威嚇中断」だのという詭(き)弁を並べ立てて共和国公民らを家族の懐へ送還していない。

特に、朴槿恵は今回のかいらい国会議員選挙で大惨敗を喫して青瓦台に閉じこもっていて、外に出て口を開けるやいなや「集団脱北」だの、「制裁の効果」だのと言い散らしている。

スポークスマンは声明で、これは前代未聞の反人倫的罪悪が全世界にあらわになったことにあわてふためいた連中の断末魔のあがきとして、共和国に対するもう一つの許せない挑発であり、内外世論に対する愚弄であると糾弾した。

声明は、今回の事件は朴槿恵がかいらい国家情報院のごろつきを駆り出して働いた計画的で組織的な集団誘引・拉致蛮行であると暴露した。

今、かいらい国家情報院の連中が誘引、拉致して行った共和国公民らの肉声をメディアに公開できず、報道管制を実施しているのがまさに、そのためだと暴いた。

われわれは、かいらい一味が今回、演じた共和国公民らに対する集団誘引・拉致劇に関連する具体的な資料をすべて持っており、それを全世界に公開する準備をしていると指摘した。

声明は、愛する娘たちを白昼に誘引、拉致された家族は今、一刻も早く夢にも見たがっている子息と直接対面させてくれることを切に求めているとし、次のように明らかにした。

われわれは、家族の切々たる要求に応じて彼らが子息と直接会えるようにするために板門店、または必要であればソウルにまで送るであろう。

われわれは、かいらい一味の誘引・拉致蛮行によって連行されたわが女性たちが愛する父母に会って自分らの意思を直接明らかにするようにしようということである。

かいらい一味がわれわれの正当な要求を拒否すれば、自分らの集団誘引・拉致行為を自ら認めることになるであろう。

声明は、もし、かいらい一味がわれわれの直接対面要求を受け入れず、引き続き共和国公民らを抑留し、送還しない場合には、すでに警告した通り今回の拉致蛮行の主謀者である青瓦台を含む逆賊一味に対する報復戦が多様な方法で度合い強く繰り広げられるであろうと警告した。---

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