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二人は、わざわざ不自然な航空ルートを使い、外貨現金を持ち運ぼうとしたようだ。おそらく、こうして摘発される事例も氷山の一角だろう。北朝鮮は、国連から10年間も制裁を受けており、この間、様々な制裁逃れのノウハウを蓄積しているはずだ。

(参考記事:スリランカ、北朝鮮人を摘発…多額の「外貨持ちだし」容疑

北朝鮮が、世界を股にかけて、こうした違法行為を繰り返す限り、仮に金正恩氏が核とミサイルを放棄したとしても、国家としての信頼を取り戻すのは並大抵ではない。いや、そもそも暴走を続ける金正恩氏にとって、国家間の信頼関係など今さら取るに足らないものなのかもしれない。

(参考記事:徐々にわかってきた金正恩氏の「ヤバさ」の本質
(参考記事:金正恩氏が「暴走」をやめられない本当の理由

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記