「私の大学には、北朝鮮出身の留学生が約20人、在籍している。ほとんどが中国に駐在する北朝鮮の貿易関係者の子どもたちだ。彼らは、今月13日か14日から大学に来なくなり、忽然と姿を消した。北朝鮮本国に召喚されたようだ」
数人の学生は帰国せずに登校しているが、韓国人や中国人の同級生とは交わろうとせず、講義が終わるやいなや帰宅するという。また、北京や瀋陽の大学に在学中の留学生たちも、北朝鮮当局の徹底的な監視を受けており、本国への召喚は時間の問題だと、この大学関係者は見ている。
別の対北朝鮮情報筋は、「脱北事件が起きるたびに、同様の措置は繰り返されてきた」と述べながら、「留学生召喚は、集団脱北事件の余波であることは間違いない」と述べた。
では、召還された学生たちはどうなるのだろうか。