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北朝鮮の船舶が禁輸品目であるロケット推進爆弾など、コンテナ10個分の武器をイランに輸出するために、南浦港から中国の大連港に移動し、大連港から再びイランのバンダルアッバスに向かおうとしたなど、船を替えて積み荷を運ぶことを試みていたことが明らかになった。

先月14日にアラブエメリット(UAE)政府が、イランに向かっていた北朝鮮製の武器が積まれた貨物船を差し押え、現在調査が続いている。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が31日(現地時間)、この船舶の貨物船積み契約と南浦から大連への運搬を担当した、イタリアのミラノに本社がある国際貨物運送業者オティム(Otim)のマリオ・カルニグリア代表と電子メールでインタビューを行い、オティムが輸出業者から10個のコンテナを引き受けて、南浦港から中国の大連港に運送した事実があると報道した。

カルニグリア代表は、会社が大連港でコンテナをイランのバンダルアッバスに向かう貨物船「ANL-オーストラリア」に移して積んだと述べ、「コンテナは最初から封印されていたものが、そのまま大連港を出発した」と話した。

また、大連港にこのコンテナを積んだ船舶が到着した時、輸出業者から貨物は「石油ポンプ装置(石油試錐装備の部品)」という文書を渡されたと説明した。

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一方でカルニグリア代表は、貨物を送った輸出業者については、イタリアの私生活保護法と職業倫理などを理由にあげて明らかにしなかった。

UAEの税関当局が調査して見つけた、ロケット推進爆弾など北朝鮮製の武器には、「機械の部品(machine parts)」という偽装された商標が唐轤黷トいたという。

UAE政府が北朝鮮船舶に積まれていた武器に対して、具体的な措置を取ることになれば、国連決議1874号の採択後初めて、国際社会が実質的な対北武器禁輸制裁を履行した事例として記録されることになる。

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6月に採択された国連安保理の対北制裁決議1874号の主な内容は、 ▲武器の禁輸 ▲貨物検査 ▲金融・経済制裁などだが、「武器の禁輸」には「あらゆる武器と関連物資」(all arms and related material)の輸出の禁止が明示されるなど、武器の禁輸や輸出統制が強化された。