監視下に置かれ、厳しい労働環境で働かされているとはいえ、一度中国で海外の空気と自由を知ってしまえば、国家への忠誠心など一挙に吹き飛んでしまうのかもしれない。

(参考記事:中国で失踪…北朝鮮「美人接待員」たちの素顔

そんな彼女たちに裏切られた金正恩第1書記は、相当焦りを感じているようだ。デイリーNKの内部情報筋によると、国家安全保衛部(保衛部=秘密警察)が、海外派遣に関係する党幹部に対する統制を強めているという。

軍の幹部さえも無慈悲に粛清する「金正恩式恐怖政治」の手となり足となり暗躍している保衛部は、海外に派遣されている人員に対して、新たな監査グループを派遣。保衛部の統制強化に、北朝鮮の幹部たちは戦々恐々としているという。

(参考記事:北朝鮮レストラン「集団脱北事件」で幹部たち戦々恐々

しかし、そもそも今回の「集団脱北事件」は、金正恩氏が、核とミサイルや体制維持に必要な外貨稼ぎを良家の女性たちに押しつけ、厳しい労働環境とノルマで苦しめたことが原因だ。

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