北朝鮮政府が「150日戦闘」の期間に、生産力向上のために大勢の住民を労働現場に追いやっている中、各地の工場や作業現場、鍛錬隊で政府の不当な待遇に対する抗議が続いていることが分かった。

NK知識人連帯が27日に発行した「北朝鮮の社会第4号」で、咸鏡南道咸興市のドンフン区域にある道労働鍛錬隊で先月5日、鍛錬隊の監督員だった道人民委員会法務省の指導員が集団で殴打されて死亡した事件が発生した」と明らかにした。

また、「咸鏡北道会寧市の『階級館』の建設現場でも、強制動員された労働鍛錬隊の住民18人が建設現場の奥まった所で監督員を殴り、口を塞いで縛って逃走した事件が発生した」と付け足した。

雑誌はまた、咸鏡北道清津市の製鉄連合企業所の（正規の職員ではない)補助労働者たちが、6月から食糧をきちんと供給してもらえないと主張し、「公務作業班長を含む40人の労働者が7月に入ってから集団で出勤を拒み、生活戦線に突入した」と伝えた。

雑誌はさらに、北朝鮮政府が国境地帯で携帯電話やカメラなどを利用して、こっそりと秘密を流すことを反国家的な行為と規定して、こうした現象に対しては法律に基づいて厳しく処罰すると言い、監視体系を強化していると明らかにした。

これについて、「5月23日に新義州で開かれた公開裁判では、中国の携帯電話を利用して情報の流出を断行した（北朝鮮の住民に対する）法的処罰が下った」と雑誌は述べ、「彼らの行為は徹底した反国家的な犯罪行為であり、容赦することができない大逆罪であると宣布した」と伝えた。

それ以外にも「（北朝鮮政府は）去年まで、外部から進入するスパイ行為を迄Iする内容を含んでいたが、今年は全て、内部のスパイたちの敵対行為を基本的な内容として扱っている」と述べ、「（現在は）階級闘争の主なほこさきを、外部世界と連携した内部勢力の除去に向けている」と付け足した。

雑誌はこれについて、北朝鮮政府が「携帯電話の購入の経路と