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北朝鮮の国防委員会報道官(スポークスマン)は3日、談話を通じて米国本土への核攻撃に言及しながら、第4次核実験に対する国連安全保障理事会の制裁決議や米韓合同軍事演習を非難した。同日、朝鮮中央通信が配信した。

談話は「米国と敵対勢力の狂気じみた対朝鮮圧殺騒動が空前絶後の境地に至った」としながら、米国や制裁に同調した国家を非難した。

国家の名指しこそしていないが、「歯が抜けた老いぼれオオカミにすぎない米国に頭を下げて『制裁』に共に参加することと核戦争演習追随によって自分の命脈をつないでみようと時間を費やす哀れな勢力」のくだりは、主に中国や韓国に対する非難と見られる。

とりわけ、「対朝鮮敵視策動に同調し出たことによって、貴重な過去遺産と伝統を根こそぎに台無しにしてしまった(後略)」という箇所は、韓国との関係を深めながら北朝鮮へ圧力を強める中国に対する非難と見られる。

北朝鮮は1日にも、「血の友誼を投げ捨てた」と制裁決議に賛成した中国を辛らつに批判している。

(参考記事:「血の友誼投げ捨てた」北朝鮮メディア、中国を辛らつに批判

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談話はまた、「米本土への核の報復打撃」に言及しながら、次のように強調した。

1.わが共和国を経済的に完全に窒息させようとする白昼強盗の米帝とその追随勢力の野蛮な「超強度制裁」は、チュチェ朝鮮を天下にまたとない自立、自力、自強の偉大な強国に転変させた。

2.わが共和国を軍事的に圧殺しようとする白昼強盗さながらの米帝の前代未聞の対朝鮮侵略戦争騒動は、米本土を任意の時刻に核の報復打撃を受けかねない最悪の危機状況に追い込んだ。

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3.わが共和国を分裂、瓦解させるための米国とその追随勢力の「体制転覆」策動は腐り切った資本主義体制をその時代を生き尽くした歴史の退行物に押しのける結果を招いている。

さらに、「人類は、わが白頭山大国が自主の灯台、正義と真理の象徴としていかに輝くのかを胸がすっきりするほど見ることになるであろう」と主張した。