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別の北朝鮮国内の情報筋によると、金策工業大学の卒業生はその才能で外貨稼ぎをするために、偵察総局傘下の電子偵察局に配属された上で、中国、マレーシア、インドネシアのIT企業に派遣されている

情報筋は、40代前半の偵察総局所属のハッカーを例に挙げた。彼は中国のIT企業に勤務し、普段は普通の仕事をしているが、偵察総局からの指示が下されば「ハッカー」になるのだ。

彼はかなりの高給取りで、平壌のマンション建設に10万ドルを投資したほどだ。北朝鮮当局がマンションを建設しようにも資金が足りないため、トンジュ(金主、新興富裕層)から投資を呼び込んで資金を確保した上で建設するが、今ではハッカーがトンジュと化しているということだ。

海外で働く北朝鮮のITエンジニアたちは、月に5000ドルを稼いでいる。うち2000ドルを国に上納し、残りの3000ドルを受け取る。北朝鮮の国営企業で働く一般の労働者の月給が1ドルに満たないことを考えると、彼らは250年分の給料をわずか1ヶ月で稼ぐ計算になる。