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北朝鮮が慢性的なモノ不足であることを考えれば、軍の「ぞうきん不足」も以前からのものであると思われる。また、軍の現場から調達を求める声が上がっても、自分の権力や利権が最優先の政治軍人たちが、真剣に耳を傾けてこなかった状況も想像できる。

(参考記事:北朝鮮「軍内部で不満爆発」の戦慄情報

それなのに、今になってにわかに「ぞうきん集め」の動きが活発になったのは、米韓との戦争を現実のものとして意識しているからではないか――前述の識者は、こうした可能性を指摘しているわけだ。

北朝鮮は最近、米国に対する先制核攻撃にすら言及するようになっているが、本当に戦争が起きるとすれば、実際にはもっと局地的な、通常兵器による戦闘が端緒になるはずだ。

たとえば、韓国の聯合ニュースが29日、韓国政府関係者の話として伝えたところによると、朝鮮人民軍が西部前線一帯で無人航空機(ドローン)の離着陸訓練を大幅に強化。北朝鮮の無人機が1日に7~8回、韓国軍の監視網にとらえられているという。

不気味なのは、北朝鮮のドローン部隊はすでに、意外なモノで韓国を「爆撃」した実績があることだ。

(参考記事:北朝鮮のドローン部隊が韓国を「爆撃」している

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北朝鮮は、2010年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件や延坪島砲撃事件に見られるように、第2次朝鮮戦争にもつながりかねない、とんでもない軍事的冒険に出ることが実際にある。