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昨年解体された「3月10日製鋼所」から、使われなくなった設備を運びこんで稼働を行っていたが、この製鋼所も植民地時代に建設された三菱鉱業清津製鉄所が前身とあって、その設備は非常に古いものだった。

さらに、原料の鉄鉱石も不足し、優先的に供給されていた電力もまともに来なくなったため、稼働が完全に停止してしまい、仕事がなくなった製鉄所の従業員は、道路工事現場などに動員されているという。

「鉄の町・清津」に誇りを持っていた市民の間には、製鉄所の稼働停止による落胆が広がっている。 現在、大増産運動である「70日戦闘」が全国的に繰り広げられているが、それにもかかわらず製鉄所が止まり、煙突から煙があがらないのを見た清津市民たちは、北朝鮮の経済が今後さらに停滞することを心配し、肩を落としている。

また、鉄鋼の生産が止まったことで、各地の大型工事にも多大な支障が出ている。それを解決するために当局は窮余の一策を用いた。