また、フィリピン政府の当局者は、国連による検査も行われたが、船内からは不審物などは発見されなかったとも述べた。
一方、沿岸警備局のアルマンド・バリリオ局長は、GMAのインタビューに「国連からの調査団は派遣されていない、調査はフィリピン政府が行った」と明らかにした。
国連安保理は、北朝鮮のオーシャン・マリタイム・マネージメント(OMM、遠洋海運管理会社)所属の31隻の船舶を制裁対象とした。それに伴い、フィリピン政府は今月3日にスービック港に入港したJIN TENGを差し押さえた。
しかし、中国がこの船を含む4隻は自国の船だと主張、国連安保理に制裁対象リストからの削除を要請した。それに伴い、国連安保理はリストからの削除を行ったという経緯がある。