この行商人は連行され、取り調べを受けた後、思想教育まで受けさせられた。さらに5000人民元(約8万7000円)の罰金を払わされ、中国に追放されたというのだ。
経済特区に指定されている羅先は、中国吉林省の琿春から90キロのところにあり、中国の商人が多数出入りしている。北朝鮮当局は、これら商人が国内情報の流出させ、国内に情報を持ち込んでいると見て警戒しており、市場の商人の中にスパイを紛れ込ませている。
清津(チョンジン)を頻繁に訪れる別の中国人ハンさんによると、今年に入ってから北朝鮮の税関検査が異常に厳しくなった。