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北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、金正恩第一書記が「青瓦台(※韓国大統領府)とソウル市内の反動統治機関を撃滅、掃討するための朝鮮人民軍(※北朝鮮軍)前線大連合部隊の長距離砲兵大集中火力打撃演習」を指導したと報じた。

北朝鮮メディアが、本文中ではなく、記事タイトルで韓国大統領府とソウルの攻撃に言及しながら好戦姿勢を露わにするのは極めて異例であり、今後の北朝鮮の出方に注目される。

同通信によると、史上最大規模とされる軍事演習は「朝鮮革命の最高首脳部と党中央委員会の執務室を狙って『精密打撃訓練』を公開的に行った朴槿恵逆賊一味の本拠地であるソウル市を火の海にするため」であり、「米帝とかいらい逆賊一味に最も悲惨な滅亡を与えようとする白頭山銃剣の威力を再度全世界に誇示する」ことが目的だという。

演習に先立って、朴永植(パク・ヨンシク)人民武力部長が演説を行い、次のように強調した。

「長距離砲で大集中火力打撃戦を繰り広げて、朴槿恵かいらい逆賊一味が巣くっている青瓦台とソウル市内の反動統治機関を跡形もなく焦土化しよう」

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金正恩氏は、演習開始の命令を下し、「勇敢な前線砲兵たちが目標を容赦なく打撃するのを見て、胸がすっとするように本当に上手に撃つ。打撃がとても正確だ」と大満足しながら、演習に参加した各部隊に朝鮮人民軍最高司令官の感謝を贈ったという。

また、「敵が巣くっている悪の巣窟であるソウル市内の反動統治機関を無慈悲に打撃しながら進軍して、祖国統一の歴史的偉業を成し遂げなければならない」と主張した。

現地指導には、朝鮮人民軍党委員会の各執行委員、総政治局、人民武力部、総参謀部の指揮メンバーや、朝鮮労働党中央委員会の幹部が同行した。