北朝鮮が、韓国政府の主要人物の持っているスマートフォンにサイバー攻撃を仕掛け、一部が成功していたことが判明した。
これは、韓国の国家情報院が開いた「国家サイバー安全対策会議」で明らかにされたものだ。
国情院によると、北朝鮮は2月末から3月初めにかけて、攻撃対象のスマホに悪性コード(ウイルス)を送り付ける方式で、サイバー攻撃を行った。対象のスマホのうち約2割が、ウイルスに感染し、韓国政府の主要人物の電話番号、通話の内訳、内容、メールの内容までが持ち去られたことが判明している。
北朝鮮は、2013年から2014年にかけて自主開発したモバイルゲーム変造プログラムに悪性コードを埋め込み、韓国の非公式のアプリを利用し、韓国国内の2万5000台以上のスマホを感染させている。
韓国政府は、スマホを感染させた悪性コードの分析、ブロック、ハッキングのパスの追跡など緊急対策を行った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方、ネットバンキングやカード決済時に使用するセキュリティソフトを製造する会社のネットワークが北朝鮮にハッキングされていたことも明らかになった。